真田太平記の登場人物やドラマのキャストを再確認してみません?

刊行から間もなく40年を迎えようとしている、小説「真田太平記」。

ご存知かと思いますけど、「鬼平」「藤枝梅安」などを手がけた歴史小説の巨匠?池波正太郎の代表作のひとつですね。

小説はもちろんですが、NHKのドラマとして大人気の歴史ものですが、

2015年以降は漫画やコミックも発刊されたことで、再び、話題になってきているようです。

そこで、ここでは、真田太平記の魅力をお伝えしたいと思いまして、小説の登場人物、テレビドラマのキャストを紹介したいと思いました。

まだ、真田太平記に触れたことのない方のことを考え、ネタバレはしないように気を付けます(笑)

既に真田太平記をご存知の方は思い出に浸り、ご存知でない方はますます真田太平記にのめり込むきっかけとなればうれしく思います。

※真田太平記の登場人物、キャストの紹介の際に、かなりの私見・私情が入ることをお許しくださいm(__)m

小説「真田太平記」の登場人物

小説「真田太平記」は、単行本全12巻の長編小説ですので、登場人物もすさまじい人数になります。

また、それぞれの登場人物は、良い人であろうが、悪人であろうが、ファンにとっては愛すべきキャラクターでもあります(笑)

ここでは、私選ですけど、真田太平記の魅力をお伝えするために、主な登場人物をピックアップさせていただきますm(__)m

※文中の敬称は省略させていただきます。

登場人物:真田家

まずは、真田太平記の主人公である真田家の登場人物。

もちろん登場人物はたくさんいるので、私選によりピックアップして紹介します。

 

○真田 信之

真田昌幸の長男、真田太平記の実質の主人公

戦国のマジシャン父の昌幸、その父の遺志を継ぐことを自分のアイデンティティとした信繁、とは違い、

長男として真田家を残すことに尽力した信之です。

この漢がいなかったら、真田家は滅んでいたでしょう。

 

○真田 昌幸

戦国のマジシャン(←私が命名)、小説の当初の真田家当主

伊那の小豪族である真田が、織田、北条、上杉、徳川という大勢力に包囲されながらも、翻弄していく知略は、正にマジシャン!

小説のおわりのほうでは、鳥になって登場??(笑)

 

○真田 幸村

大人気の戦国武将、真田左衛門佐幸村、やっぱりこの幸村はドラマティックですよねぇ。

社会に対してはほぼなにもしていない(←と思います笑)んですが、

亡き父の遺志を継ぎ、自分の本懐に向かって突き進む生き方に、多くの人が惹きつけられるんでしょう。

「・・・わがまま勝手な私をお許しください」←胸が痛くなります(笑)

 

○樋口 角兵衛

信之、幸村の従弟という設定ですが、実は・・・。

真田家の騒動の種の当事者であり、昌幸、信之、幸村も頭を抱えることに。

手が付けられない暴れ者という設定。

 

○小松殿

主人公の信之の正室であり、あの本多平八(忠勝)の娘。

生涯の敵である徳川家康の重臣であり本多平八の娘が真田の嫁になったことが、真田の運命に大きく影響します。

 

登場人物:真田家家臣

真田家家臣の登場人物。

本来はもっとたくさん劇的な方々がいるんですけど、ここでも主な登場人物をピックアップします。

 

○向井 佐平次

このあとに紹介します、向井佐助のお父さんがこの佐平次

・・・ん~ネタバレになるので、説明しにくいですが、小説の重要人物です。

ドラマの真田太平記での佐平次の最期、涙がとまりませんよ泣泣

 

○矢沢 頼綱

真田昌幸のお父さんは、これまた戦国のビッグネーム真田幸隆。

幸隆の弟がこの矢沢頼綱で、昌幸の叔父になります。

昌幸からは「おじご」と呼ばれ、北関東で、大勢力北条相手に戦い続けた猛将。

真田家嫡男の信之に大きな影響を与えます。

 

○鈴木 右近

戦国時代の一大事「小田原攻め」に大きく関与している出来事(陰謀)に関わっている鈴木右近

かわいそうな若い頃を過ごしますが、大人になって、主人公信之を助けます。

 

登場人物:真田家草の者(忍者)

真田太平記の人気の要因に、忍者が描かれていることもあるかと。

忍者集団の暗躍、戦い、駆け引き、もこの真田太平記のおもしろいところ。

忍者の登場人物です。

 

○壺谷 又五郎

真田家に仕える忍者集団「草の者」の当主が壺谷又五郎

強い、頼もしい、そして忙しい!

無二のパートナーである昌幸の悲願を果たしてあげることができるのか!?

 

○お江

真田太平記の忍者部門の主人公が、この女忍びの「お江」。

所縁があって、壺谷又五郎の配下で仕事をしています。

そして、幸村の恋人?愛人?プラトニック??(←ではないな笑)な女性。

小説を読んでいると、ときどき好きになります(笑)

 

○向井 佐助

佐助は、佐平次の息子、修行を積んで、真田草の者として働きます。

父親の佐平次と同じく、最後まで幸村のために、真田家のために働きます。

 

○おくに

お江と同じく又五郎配下の女忍び

ぶっちゃけ!登場機会はそんなに多くないんですけど、小説を読んで、彼女にしたい女性No.1でしたので、ピックアップさせていただきました、ごめんなさいm(__)m

 

登場人物:主な戦国武将など

その他の登場人物を、あらすじなどによって紹介しますと、キリがなくなりますので、

真田太平記で大きく描かれる登場人物をまとめて紹介ます。

 

○滝川 一益

織田信長軍の関東軍軍団長の滝川一益

武田を滅ぼした織田軍は、次に北条を屈服させようと、関東の責任者として一益を任命。

その矢先に、本能寺の変が!

真田家の存続に大きく関係する滝川一益です。

 

○滝川 三九郎

その滝川一益の孫にあたる滝川三九郎

本能寺が起きたときの滝川と真田の縁で、一益の孫である三九郎は、真田家一族に大きく影響します。

真田家からすると「恩人」となるでしょうね。

 

○上杉 景勝

そんなにたくさんは出てきませんが、小説の中の重要なシーンに登場する上杉景勝

ドラマで、上杉景勝vs昌幸&幸村のシーンは、今でも名シーンとの評価ですよね。

 

○徳川 家康

真田昌幸の終生のライバル、徳川家康、その遺志は次男幸村に引き継がれます。

一方、戦略的な関係構築のために、本田平八の娘・小松を、自分の娘として真田家嫡男の信之に嫁がせます。

戦略的だった婚姻ですが、家康は、信之の人柄に魅せられていきます。

家康からしてみると、

「なんでこんだけ良くしてやってんのに昌幸や幸村はそんな態度なんだ?」

みたいな心境ではないかと(笑)

真田太平記の登場人物、家康は、小説でもドラマでも超重要人物です。

 

○徳川 秀忠

その息子秀忠は、真田が目障りで、ストレスを感じています(笑)

自分の失態も真田親子の卑怯な戦略によりましたので。

家康亡き後、真田を潰そうとします。

 

○本多 忠勝

かっこ悪く描かれたことのない本多平八ですが、真田太平記でも超かっこよく描かれています。

関ヶ原でも家康に歯向かった真田一族は本来なら取り潰されても致し方ないはず。

真田家を存続させ、昌幸&幸村が殺されなかったのは、この本多平八のおかげ。

戦強し!のイメージの本多平八でしょうけど、戦シーンではない本多平八もかっこいいです!

 

○大谷 吉継

幸村の奥さん於利世のお父さんが大谷吉継

そんなにたくさん出てきませんが、幸村の義理の父親ということで。

 

○豊臣 秀頼

真田太平記のクライマックスでもあり、また、真田幸村のクライマックスでもある大坂の陣。

豊臣方のご主人が豊臣秀頼ですね。

大阪の陣(冬・夏)がなかったら、幸村はヒーロー?にはなれなかったんでしょう。

 

○小野お通

何者だったのかわからないんですけど、怪しい人物小野お通

やり取りしていた手紙が残っている?(←と言われている)ことから、信之が惚れていたのではないかとの噂(笑)

小説の中でも重要人物であり、感動シーンを作る人物として描かれています。

登場人物:山中忍び(忍者)

真田太平記の登場人物で最後に紹介させてください、山中忍び。

真田太平記は、忍者の活躍なども描かれていますが、主人公側である真田家の草の者に対する敵側の忍者集団がこの、山中忍び集団です。

 

○山中大和守

山中忍び集団の元締めで、徳川家康に仕えています。

強大な忍者集団を操るボスです、もちろん、真田の敵。

 

○山中内匠

山中忍び集団の元締めである大和守の、親戚筋にあたる山中内匠

こちらは豊臣秀吉に仕えていて、あの重大な陰謀を操ります。

 

○猫田 与助

そして、真田太平記の中の忍者同士の戦い、小説のヒロインでもあるお江の最大の敵がこの猫田与助

こわい、しつこい、不気味、そしてちょっとキモい、という悪役キャラの要素を全て兼ね備えているのが猫田与助(笑)

ある出来事から、お江に対し、尋常ではない恨みを持っているんです。

・・猫田の気持ちがわかります、自分が猫田の立場だったとしたら、猫田と同じ恨みを持つでしょう(笑)一応猫田フォロー。

猫田与助の存在が、この真田太平記を面白くしている要因のひとつだと思います。

まぢで!こわいです(笑)

 

以上、ここでは、真田太平記に出てくる登場人物を紹介しました。

真田太平記をご存知の方は、出てくる登場人物にどのような印象をお持ちでしょうか?

まだ、読んだことのない方には、「お江」と「猫田与助」はおすすめのキャラです。

2人の戦いには、どきどきさせられますよ!

 

ドラマ「真田太平記」のキャスト

真田太平記が人気になったのは、1985~1986年のNHK連続テレビドラマ「真田太平記」によると思われます(大河ドラマではありませんよ)。

このドラマで真田太平記を知り、原作である小説を読まれた方が多いのではないかと思います(私がそうなんですが)。

このドラマは、伝説のドラマと言って過言ではない「名作」としての評価がされていると思います。

実際に、NHKオンデマンドなどでも放映されていましたからね(2020年2月現在では放送されていないようです)。

 

その名作である「ドラマ真田太平記」のキャストを振り返ってみましょう。

真田に関するドラマと言えば、大河ドラマ「真田丸」も人気がありましたので、真田丸と比較しながら、紹介してみようと思います。

 

○真田昌幸:キャスト丹波哲郎

出典:https://www.youtube.com/

真田昌幸のキャストは、丹波哲郎

古くからの歴史ファン、真田ファンの方は、この丹波哲郎のキャストによって、真田昌幸のイメージされる方が多いのではないでしょうか。

そして、「真田丸」の昌幸のキャストは草刈正雄でしたよね。

草刈正雄の昌幸も良かったですよね!

皆さんは、どちらの真田昌幸がお好みでしょうか。

 

○真田信之:キャスト渡瀬恒彦

出典:https://www.youtube.com/

主人公の信之のキャストは渡瀬恒彦でした。

忠実、誠実、頑固者、真面目か!!というイメージの信之には渡瀬恒彦がぴったりだったような気がします。

真田丸での信之のキャストは大泉洋

それぞれのドラマの脚本である金子成人(真田太平記)と三谷幸喜(真田丸)の違いよって描かれ方が違うんでしょうけど、

渡瀬恒彦も大泉洋も、それぞれの信之を演じたのではないでしょうか。

 

○真田幸村:キャスト草刈正雄

出典:https://twitter.com/

真田太平記の幸村のキャストは草刈正雄、・・・日本の男優史上5本の指に入るイケメンだ、というのは言い過ぎでしょうか?(笑)

真田丸でのキャストは堺雅人でしたよね。

で、真田太平記で幸村のキャストだった草刈正雄が、真田丸では丹波哲郎が演じた父昌幸を演じたわけですよね。

出典:https://matome.naver.jp/

戦国のマジシャン真田昌幸、丹波哲郎もハマり役でしたけど、

この草刈正雄の真田昌幸も、クワせ者加減がハンパなくてよかったですよねぇ。

もし、将来、真田を扱うドラマがあったときには、昌幸のキャストは誰になるのか楽しみでしょうがないですね(笑)

 

お江:キャスト遥くらら

出典:https://twitter.com/

真田太平記の準主人公であり、ヒロインのお江のキャストは遥くららでした。

元タカラジェンヌで、退団後すぐに、このお江を演じました、当時30歳です。

綺麗で、キリっとしてて、ときどきかわいい、そして妖しい、お江にぴったりでした。

もちろんですが、真田丸にお江は出てきません。

 

○猫田与助:キャスト石橋蓮司

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お江を執拗につけ狙う、ストーカー忍者の猫田与助、キャストは石橋蓮司でした。

ドラマではそんなにえげつないようには描かれてはいませんでしたが、小説の中の猫田与助は強烈です。

ちなみに、漫画「真田太平記」にも当然描かれていますけど、個人的にはちょっと違うかなと(笑)

怪物的ではなく、もちょっと、生々しい感が欲しかったと思います。

小説の中のお江vs猫田与助をお楽しみください!

 

○向井佐平次:キャスト木之元亮

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真田太平記で重要な役割?を担う向井佐平次、キャストは木之元亮でした。

太陽にほえろのロッキーのイメージが強いでしょうか。

 

○徳川家康:キャスト中村梅之助

出典:https://twitter.com/

真田家にとっての超重要人物、徳川家康のキャストは中村梅之助

NHKの時代劇の大御所ですね。

真田丸での徳川家康は、内野聖陽でした。

そして↓

 

○徳川秀忠:キャスト中村梅雀

出典:https://twitter.com/

家康の息子、秀忠のキャストが中村梅雀で、家康&秀忠という親子に合わせて、キャストが梅之助&梅雀という親子だったんですね。

良い味出しますよこの親子は、時代劇、歴史ドラマには欠かせないですね(笑)

真田丸での秀忠は星野源でしたよね。

 

○本多忠勝:キャスト加藤武

出典:https://twitter.com/

真田家の恩人、本多忠勝のキャストは加藤武、時代劇、歴史ドラマの大御所俳優ですね。

↑正にこの画像のシーン!は真田太平記というドラマの、また、本多忠勝のクライマックスシーンです。

シビれますよ!

真田丸では、藤岡弘、でした。

 

以上、ドラマ真田太平記のキャストをピックアップしてみました。

歴史上の人物って、ドラマで演じた俳優さん方のイメージで出来上がってしまうことが多いと思います。

信長、秀吉、家康、政宗などなど。

この真田も、昌幸は丹波哲郎、幸村が草刈正雄、みたいな人物だったんじゃないかと思わせられます。

 

また、ネット上でもときどき見かけますけど、

もし将来、真田太平記がドラマ化されるとすれば、どんなキャストを希望したりしますかね?

そんな楽しみも与えてくれる「真田太平記」はやっぱり名作なんだと思います。

 

真田太平記は本当におもしろい!

ここまで、小説での登場人物の紹介、またドラマでのキャストの紹介、をさせていただきましたけど、

小説刊行から30年以上経っても、話題となる、熱烈なファンがいる、ということは、真田太平記がおもしろいからなんだと思います。

オンデマンドでも再放送されていましたし、DVDも販売しています。

また、2015年になって、漫画、コミックとしても発刊されました、こちらもけっこう人気があるみたいです。

コミックが人気となれば、アニメ化があるのかもしれませんよ(笑)

 

ちなみに、私は、ドラマでハマり、小説をまとめ買いしました。

ベッドの枕元に常に真田太平記がありましたので、もう5回以上は読破しました(笑)

さらに、小説に描かれている場所に行きたくなり、

上田、沼田、松代、それこそ真田町、別所温泉、真田宝物館などなど(笑)

 

真田太平記を読むまでは、真田と言えば「幸村」のことしか知らなかったんですが、

繰り返し読んでいるうちに、

実は、信之が真田を守ったすごい人物であり、

その信之の絡みには本田平八や徳川家があり、

また、ご先祖であり真田家を復活させた幸隆、その子供たちで長篠で戦死する信綱、昌輝(←昌幸の兄たち)、

真田家の先祖である信濃の豪族、滋野家、海野家などなど、歴史や因果関係を調べるのがおもしろくておもしろくて(笑)

知れば知るほど、この真田太平記で描かれている昌幸、信之、信繁の時代に至る真田がどれほどドラマチックな一族だったかということがわかり、おもしろいんです(笑)

 

もし、漫画で真田太平記を読んだりして、真田を知りたいと思った方がおられれば、

この小説やドラマ、また、他の真田を扱った小説や作品などに触れられることをおすすめします。

真田一族は、また、真田太平記は、本当におもしろいですよ。

 

まとめ

以上、ここでは、小説「真田太平記」の魅力をお伝えしたいと思い、

小説の登場人物、また、ドラマのキャストを紹介させていただきました。

文中の評価などは全くの私見ですのでご了承ください。

 

この記事を読んでくださって、読んでみよう、ドラマみてみようと、なるきっかけとなればうれしく思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます