「オメガ3ってなんですか?」
テレビやネット上で話題になっている「オメガ3」ですが、
そもそも、オメガ3とは、なんなんでしょうか?(笑)
ここでは、オメガ3について知りたい方に、オメガ3について紹介したいと思います。
近年、大注目の「オメガ3」ですがら、この記事で完全に覚えていただき、
それぞれの方の生活のお役に立てていただければと思います。
オメガ3とはなんですか?
この記事のテーマであります「オメガ3とはなんですか?」ですけど、
ずばり!オメガ3とは↓こんなものです。
- 正式名:オメガ3脂肪酸
- 成分:脂肪酸(「脂肪の構成成分」)
- 脂肪酸の分類:不飽和脂肪酸(多価)
↑なんです!けど、漢字ばっかりで難しいですね(笑)
さらに詳しく紹介します。
まず!「オメガ3」とはなんですか?について、
正式名称は「オメガ3脂肪酸」と言います(「ω-3系脂肪酸」「ω3」「n-3脂肪酸」とも表記されます)。
私たちが摂取する3大栄養素が、炭水化物、タンパク質、脂肪ですが、
そのうちの「脂肪」は、グリセリン(モノグリセリド?)+「脂肪酸」でできています。
その「脂肪酸」のひとつが、オメガ3脂肪酸です!
つまり、脂肪酸=アブラを構成する成分のひとつということです。
ついでに、ここまできたら、さらにさらにくわしくオメガ3脂肪酸とは?を突き詰めてみましょう(笑)
栄養素である脂肪を構成する脂肪酸は、まず!
- 飽和脂肪酸
- 不飽和脂肪酸
↑に分けられます。
このうちの、不飽和脂肪酸は、さらに、
- 一価不飽和脂肪酸
- 多価不飽和脂肪酸
↑に分けられます。
「一価不飽和脂肪酸」を多く含む食品は、
オリーブ油、キャノーラ油、アーモンド、ピーナッツ、アボカドなどがあります。
「多価不飽和脂肪酸」は、さらに、
- オメガ6脂肪酸
- オメガ3脂肪酸
↑に分けられるのですが、
この「多価不飽和脂肪酸」は人の体で生成できない脂肪酸であることから、
「必須脂肪酸」と呼ばれていて、
食事によって摂取しなければならない脂肪酸なのです。
オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸は、食事での摂取が奨励されている成分だということです。
オメガ6脂肪酸を多く含む食品は、
大豆油、コーン油、ごま油、紅花油、くるみ、などです。
こちらのオメガ6脂肪酸も食事による摂取を奨励されているのですが、比較的、多くの人が摂取できそうな(摂取しやすい)食品、成分だと言えるでしょう。
オメガ6脂肪酸に対して、オメガ3脂肪酸は、けっこう意識しないと摂取できないと思われます。
オメガ3脂肪酸を多く含む食品については、後ほど紹介しますね。
つまり、この記事のタイトルでもある「オメガ3」とはなんですか?ということにつきましては、
- 脂肪を構成する「脂肪酸」という成分
- 多価不飽和脂肪酸
- 正式名:「オメガ3脂肪酸」
↑です!ということです。
ちょっと乱暴かもしれませんが、私たちが食べる「アブラ」の成分と考えていただいて良いと思います。
オメガ3とは「油の分類」から言うとなんですか?
オメガ3をもっとわかりやすくするために、オメガ3脂肪酸を含む「油の分類」から覚えてみましょう。
もしかしたら、この覚え方の方が、オメガ3脂肪酸をよく知ることができる可能性大!(笑)
上記で紹介しました「脂肪酸」の分類によって、アブラを分類することができるんです。
↓このように分類できるのですが、
- 飽和脂肪酸のアブラ
- 不飽和脂肪酸のアブラのうち一価不飽和脂肪酸のアブラ(オメガ9)
- 不飽和脂肪酸のアブラのうち多価不飽和脂肪酸のアブラ(オメガ6)
- 不飽和脂肪酸のアブラのうち多価不飽和脂肪酸のアブラ(オメガ3)
↑という4つのアブラです。
この4つのアブラの分類を画像をお借りして紹介しますと、
↑このように分類されます。
要は、どの「脂肪酸」を多く含んでいる油なのか、という分け方になります。
そして、前述しましたように、
「多価不飽和脂肪酸」は、人の体内で作ることのできない脂肪酸ですので、
オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は、食品を摂取することで補給しなければならないのです(繰り返しますが「必須脂肪酸」と言います)。
上記の画像をご覧になっていただければわかると思いますけど、
オメガ6脂肪酸を多く含むアブラであるサラダ油、コーン油などは、比較的摂取しやすい傾向にあるのですが、
オメガ3脂肪酸は、意識して、意図して摂取しなければ、なかなか摂取することが難しい傾向にあります。
オメガ3脂肪酸を多く含む油は、画像のとおり、
- エゴマ油
- 亜麻仁油
- 魚油
- アザラシ油
↑などの油です。
つまり、オメガ3とはなんですか?ということを、油の分類から考えてみたときには、
- 不飽和脂肪酸の油のうち
- 多価不飽和脂肪酸の油であり
- 体内で作ることのできない脂肪酸のうち
- 亜麻仁油や魚油に多く含まれる
↑が、オメガ3ということになります。
なお、現代の日本人の食生活では、
他の油は摂取し過ぎている傾向にあり、オメガ3脂肪酸の油が極端に不足している傾向にあると言われています。
オメガ3とは「体への影響」で言うとなんですか?
脂肪=油を構成する栄養素であり、
体内で作ることができないので、食品の摂取によって取り入れなければならない「必須脂肪酸」である、オメガ3脂肪酸は、
私たちの体にどんな影響があるのか、ということも知っておきましょう!ここまで読んでいただいたのであれば!(笑)
まず!栄養学の観点からオメガ3脂肪酸の研究が始まったのは、比較的、近年のことのようで、
2020年現在でも研究段階であることは大前提になります。
それを踏まえたうえで、現在までに研究されてきた結果をピックアップしてみますと、
オメガ3脂肪酸が欠乏した場合には、
- 皮膚の乾燥
- 血栓形成・血小板減少
- 小児の成長障害・脳の発達障害
- 学習能力低下
- 視力の低下
↑などの症状を引き起こす危険性があることがわかっています。
オメガ3脂肪酸を多く含む油の代表的なものには、
- 魚油(EPAやDHA)
- 植物油(αリノレン酸)
↑があります。
またもや乱暴な言い方かもしれませんが、
オメガ3=「EPA」「DHA」「αリノレン酸」
↑という覚え方をしても良いと思います(←私見ですが笑)
これらの脂肪酸は、
- 血液凝固異常の改善(血液サラサラ)
- LDLコレステロール値低下
- 中性脂肪値低下
↑などの効果が期待されます。
これらは、
- 血管の老化予防
- 生活習慣病の予防
- 認知症の予防
- アレルギー疾患の改善
↑などの効果が期待できると言われています。
つまり、オメガ3とは、私たちの体にどんな影響があるのかというと、
特に、私たちの血液や血管の健康を保つのに良い影響を与えてくれる成分だと言えるでしょう。
オメガ3とは、不足しがちな栄養素であることも言えるかと思います。
ただし!オメガ3を摂取するときには、
油を取り過ぎると悪影響になる場合もありますので、ご注意を。
ちなみに、私は、自分の健康状態から、常々、オメガ3脂肪酸をとるようにしています。
私が常用している油は、亜麻仁油です。
まとめ
以上、ここでは、近年、注目されている「オメガ3」とは、について紹介しました。
オメガ3脂肪酸とは、
- 脂肪を構成する成分
- 摂取を奨励されている
- 健康に良い影響を及ぼす
↑という「アブラ」です。
また、日本だけでなく、世界各国でも注目されていて、様々な研究がすすんでいるのもオメガ3脂肪酸です。
自分の健康のために、意識して摂取したいものです。
この記事が読んでくださったみなさんの気になる情報のお役に立てればうれしく思います。
良かったら、オメガ3の関連記事の以下もご参照ください。
→フラーガンは亜麻仁油を使ったオーガニックサプリ!その特徴を紹介します!
最後まで読んでいただきありがとうございます。