近い将来、発生するであろうと言われている大地震、近年の豪雨災害や2019年に発生した長期間の停電・・。
まさか自分が被災するとは思っていなかった、思っていない方のほうが多いのではないでしょうか(私も含めて)。
もう我々日本人は、被災したときの準備を怠ってはらないような気がします、自分の命、家族の命を守るためにも。
そこで今回は、防災グッズについて、必要なものを紹介したいと考えました。
一人暮らしの方が被災したときに必要なものを知っておくことによって、ご家族の人数に合わせて準備できるのではないかと思います。
避難生活で困ったこと=必要なもの
私はこれまで、いわゆる災害に遭い、避難生活をした経験がありません。
私の友人らは阪神淡路、東北、熊本の地震で被災し、避難生活をしました。
それらの友人から、避難生活で困ったこと、必要だと感じたものなどを聞くことができました。
これらに合わせて、日本政府が奨励している災害の備えについてなどから、必要なものを紹介したいと思います。
被災された友人たちが経験した災害、避難生活の場所や期間などは違いがありますけど、それらの話をまとめた私見ですのでご了承ください。
- 水(←圧倒的)
- トイレ
- 食料
- 電気(電源)
↑この4つは是非覚えておいてもらいたい、後で紹介しますが、備えておいてもらいたい必要なものです。
まずは何と言っても水が不足するようです。
災害によって生活インフラがストップする状態であれば、水の供給がストップすることは普通にあり得ますよね。
避難所でもそうかもしれませんが、被災されて自宅(特にマンションなどの集合住宅)で過ごす場合でも、水が出なくなることがあります。
必要な水は飲料水だけではなく、例えば、トイレを流したり、お風呂だったり、洗濯だったり、普段から大量の水を使っています。
被災した場合には、まず!水の不足に困るようですから、防災グッズとして備えるものと考えれば、水が必要なものになると思います。
避難生活や断水した自宅で過ごすときに、トイレにも困るようです。
避難所での生活や被災された方々にとったアンケートでは、最も困るのがトイレ事情という結果もあるようです。
停電や断水によって水洗トイレは使えなくなりますから、簡易トイレを利用することになるとのこと。
このトイレについても防災グッズとして、携帯トイレや簡易トイレを備えておいたほうが良さそうです。
特に、被災して自宅で過ごす場合には、一人暮らしでも、ご家族で暮らしている場合でも、必要なものになるでしょう。
被災したときの食事、食料についても当然ですが困ることになります。
ボランティアによる炊き出しの映像がメディアで流れるのをよく目にしますけど、毎日毎食行われているわけではありませんよね。
災害によって物流もストップしてしまうことがありますから、食料の不足も発生する可能性は高いです。
ですので、防災グッズの必要なものとして、当然、食料も備えておく必要があります。
停電に備えて、電気が必要になります。
照明器具も必要ですが、情報を収集したり大事な人と連絡を取り合う携帯電話を使うための電源が必要です。
防災グッズの必要なものとして、充電器などの電源を備えておいたほうが良いでしょう。
災害のときに困ること、必要なものを調べてみますと、経験談などからいろいろなものが必要なものとしてありますよね。
小さい子供さんのおられるご家庭では子供さんの生活に必要なもの、
ペットと暮らしておられる方は、ペットに必要なもの、
病気を患っておられる方には、必要な医療品、などなど。
ここでは、いろんな生活スタイルの方々を含んで、「最低限」「絶対的」に必要なものとして、
水、トイレ、食料品、電気、を紹介させていただきました。
普通の生活を送るには他にもいろんな必要なものがあると思いますが、
いざ!これから!!災害に備えるために防災グッズを備えておこう!(とお考えになってもらいたい!)の場合、
最低でも、絶対に、この4つは覚えておく、また、準備しておくことをおすすめします。
一人暮らしの方の防災グッズ
じゃあ、ぶっちゃけ!どれくらいの量を、どんなものを備えておけば良いのか。
上記の4つの絶対的に備えておいたほうが良いものの、一人暮らしの方に必要な量(大人1人分ということです)を紹介したいと思います。
一人暮らしの方の量が分かれば、ご家族でお住いの方は、家族の人数に応じた量が分かるかと思います。
水(飲料水+生活水)
一人暮らしの方(大人1人分)の1日に必要な飲料水は3ℓだそうです(1.5ℓのペットボトル2本分)。
国は、災害時の備えとして3日分の飲料水の備蓄を進めています。
また、大規模災害に備える場合には1週間分の飲料水の備蓄をすすめています。
飲料水以外にもトイレを流したりするための水の確保(ポリタンクに貯めておくなど)も進めています。
食料品(非常食)
飲料水と同じように、一人暮らしの方の3日分の食料品を備蓄しておくことをすすめています。
電気やガスが使えない前提で、熱源を必要としない非常食をすすめています。
防災の専門の方々は、アルファ米やパンの缶詰などを紹介していることが多いです。
一人暮らしの方は1食分がどれくらい必要かを把握して、その3日分を備蓄しておくと良いと思います。
飲料水と同じように、大規模災害に備えるのであれば、1週間分をすすめています。
携帯トイレ・簡易トイレ
防災グッズの必要なものとして、携帯トイレ・簡易トイレを準備しておくことが進められています。
防災グッズとしての簡易トイレも販売しているようですが、
アウトドア(登山など)のときに使う携帯トイレもあるようです。
停電や断水によってトイレが使えなくなることがあるようですので、携帯トイレ・簡易トイレを備えておいてほうがよさそうです。
充電器
長い期間の停電となれば、テレビなどは使えなくなりますので、情報収集は携帯電話が重宝します。
停電していれば、家庭のコンセントは使えませんので、コンセントを必要としない充電器が必要になります。
防災グッズとしての充電ができるラジオやバッテリーなどがありますから、ご自分に合った充電器備えておきましょう。
以上、防災グッズとして備蓄しておいたほうが良い4つの一人暮らし分を紹介しました。
飲料水、食料は3日分、簡易トイレと充電器の4つは備蓄しておきましょう。
また、↑が1人分ですから、ご家族で準備しようと考えられる場合には、人数に応じた量を備えると良いと思います。
これらの備蓄品を個々に準備することが難しい方におすすめなのが、
このような飲料水や非常食などの被災した際の必要なものがセットとなっている「防災セット」です。
多くの防災セットが非常持ち出し用のカバン(リュックサック)に入っていて、
必要になったときにそのカバンを持ち出すことができるタイプの防災グッズです。
飲料水や非常食などは消費期限が5年などがあり、防災グッズがセットになった優れものです。
これから防災グッズ、備蓄品を準備しようと考えられる方には、この防災セットをおすすめします。
防災グッズは既にトレンド?
2019年12月にNHKで首都直下地震についての特集番組が放映されました。
【#首都直下地震 助かるためのキーワード】
✔ #群衆雪崩
✔ 同時多発火災
✔ 火災旋風地震のあとに何が起きるのか。
危険を回避するための”心得”もあわせてまとめました。→https://t.co/gjgqfJlIiQ#パラレル東京 #体感首都直下地震#みんなで考える防災— みんなで考える防災 (@nhk_ikiruskill) December 8, 2019
南海トラフ地震は未曽有の被害となると危惧されています。
— 南海トラフ地震警戒情報 (@T1ZEg2jynaj9lQ7) December 14, 2019
ゲリラ豪雨や台風の強大化などの異常気象。
2014年の豪雨による広島の土砂災害、
2018年の北海道を襲った地震によるブラックアウト(大規模停電)、
2019年の台風15による千葉の大規模停電、
極端な話かもしれませんが、もう、日本には安全と言われるところはないんじゃないか、
いつ自然災害に遭い、自分が、自分の家族が被災するかわからないような気がします。
今後発生するであろう大地震や、気象の変化による台風や豪雨による備えをしておくことはもっと常識になるのではないかと。
ちょっと外国のある事情との比較になりますけど、
スイスやイスラエルでは核シェルターの普及率が100%(を超えている)だとか。
もちろん、これは「核兵器」に対する備えで、
スイスにおいては、公共のシェルターもあるそうなんですが、一般家庭のシェルター設置が多いとのこと。
このスイスやイスラエルの備えと同じように、
自然災害の被害を受ける可能性の高い日本も、自然災害に対する備えももっと取り組まれるべきではないかと。
ご家族でお住いの方も、一人暮らしの方も、防災グッズを備えておいたほうが良いでしょうし、
上記のような恐怖の自然災害から身を守るためにも、最低でも、個人の防災グッズは準備しておくことがトレンドになると良いと思います。
まとめ
以上、今回は防災グッズについて、最低でも、絶対に、備蓄しておいたほうが良い必要なものを紹介しました。
くれぐれも最低でも、水、食料品、トイレ、充電器の一人暮らし分(一人分)の準備を。
この記事を書いているのが2019年の12月ですが、
2020年の新年から、心新たなところで、将来の災害に備えて、防災グッズを検討してみませんか。
上記で紹介しました首都直下地震や南海トラフ、異常気象などを是非ご覧になられて、多くの方が防災グッズの必要性を感じてくださればと思います。
今回の記事が読んでくださったみなさんの気になる情報のお役に立てればうれしく思います。
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→炭酸水を自宅で作るおすすめの機械!我が家の場合(作り方の動画も)!
最後まで読んでいただきありがとうございます。