知恵・方法

読書感想文の例を紹介します!小学校の低学年向けですので!

夏休みなどの長期休暇の宿題・課題の定番「読書感想文」!

文章を書くことが得意ではない方にとっては、悩みのタネですよね(笑)

でも、そんな宿題・課題をパクっちゃだめですよぉ!!(笑)

がんばって、ちゃんと自分で(お父さんお母さんの力を借りてでも)書いてみましょう!

このブログで、読書感想文のおすすめの書き方について紹介しているのですが、

その読書感想文の「書き方の例」として、3例ほど紹介したいと思います。

読書感想文に困っている人のお役に立てればと思っています。

 

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読書感想文の書き方のおさらい

このブログの別記事で、読書感想文の書き方について紹介しています。

はじめての読書感想文!小学生&一年生におすすめの書き方

↑はじめて読書感想文を書くことになるであろう小学一年生を対象にした内容です。

が!この記事で紹介しました「書き方」は、小学一年生以外の方にも、モデルとなるはずです(コンクールで賞をとるような内容ではありませんけどm(__)m)

また、この記事で紹介しています「読書感想文のおすすめの書き方」は、私の個人的経験によります、全くの私見ですのでご了承くださいm(__)m

その書き方についてのおさらいをした後に、読書感想文の例を紹介させていただきますね。

 

読書感想文を書く前に、次の準備をしてください。

  1. 白紙を4枚用意
  2. 白紙1枚に以下の項目(注目点)を書く
  • 主人公(に起こった出来事)をどう思ったか
  • 主人公ってどんな人?
  • 主人公はどう変わった(変化・結末)?
  • 本を読み終わってわかったことor感じたこと

↑です。

それぞれの項目(注目点)は、子供さんが合点のいくようにアレンジしてみてくださいね。

 

そして、いざ!本を読むわけですが、

本を読む前に、上記の4つの項目(注目点)を確認してください。

「主人公はどんな人?」「自分は主人公をどう思うか」などを意識して本を読んでみましょう。

 

本を読みながら、4項目(注目点)に当てはまることがあったら、メモをとります。

メモの内容は、いざ!読書感想文を書くときに、調整できますので、気づいたことなどなんでも書き込んでください。

 

メモを取りながら、本を読み終わったら、

メモに書いた内容を繋ぎ合わせて、読書感想文を書く!←という流れ(書き方)になります。

 

↑という、読書感想文の書き方になります。

この書き方を使って、以下で、読書感想文の例を紹介しますね。

 

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読書感想文の例

それでは、上記の読書感想文の書き方を踏まえて、読書感想文の例を紹介します。

ここでは、「ももたろう」「ごんぎつね」という本を例にして、

この2つの読書感想文の例としてみます。

 

また、こちらの読書感想文の例では、

上記で説明しました「4項目(注目点)のメモをとる」ことも、としてみますね。

私が、小学校の低学年になったつもりで(笑)、メモをとり、読書感想文にを書くという内容です。

 

「ももたろう」の読書感想文の例その1

ももたろうの全文はこちら→桃太郎

この桃太郎を、小学一年生が読んだと想定して、読書感想文(例)を書いてみました。

はじめての読書感想文!小学生&一年生におすすめの書き方

↑こちらの記事でも紹介しているとおりですが、

まず、メモに書いた内容から確認してみましょう。

あくまでも、想定ですよ。

1.主人公(に起こった出来事)をどう思ったか

・キビダンゴってどんな食べもの?

・キビダンゴって美味しい?

 

2.主人公ってどんな人?

・ももたろうは桃から生まれた

・大きくなったももたろうは鬼退治に行くことにした

・おばあさんに「キビダンゴを作ってくれ」と言った

 

3.主人公はどう変わった(変化・結末)?

・鬼退治に行く途中で犬と猿と雉が仲間になった

・犬、猿、雉の全員が桃太郎に「キビダンゴをくださいな」と言った

・鬼を退治した

・鬼からもらった宝物を村にもって帰り、みんなで分けて、仲良く暮らした。

 

4.本を読み終わってわかったことor感じたこと

・キビダンゴを調べた

・キビで作られただんごだとわかった。

・キビダンゴを食べてみたいと思った

↑という、メモを取ったと想定しましょう。

キビダンゴが気になったわけですね、この小学生?低学年の子は(←想定ですよ笑)

このメモを基に、読書感想文を書いたとして、↓こんな感じの例になりますでしょうか。

原稿用紙に書くという前提で紹介しますけど、

○ぼくは、ももたろうのもっていたキビダンゴが、どんなあじがするのか食べてみたいとおもいました。(最初にずばり結論を書く)

○ももたろうは、ももからうまれたので、ももたろうと名づけられました。ももたろうは大きくなって、村をこまらせていたおにをたいじすることにしました。おにたいじにいくときに、ももたろうは、おばあさんに、『おべんとうにキビダンゴを作ってくれませんか?』と言ったのです。このときに、ぼくは、キビダンゴはどんなたべものなんだろうとおもいました。(ももたろうのプロフィールとプロフィールについての感想

○キビダンゴを作ってもらったももたろうは、おにがしまにいくときに、犬とさるときじをなかまにしました。そのときに、犬もさるもきじも、『おこしにつけたキビダンゴ、ひとつわたしにくださいな』とおなじことを言いました。このときに、ぼくは、キビダンゴがおいしいおだんごではないのかとかんがえました。キビダンゴを見たことも食べたこともないので、どんな食べものなのか知りたくなりました。(ももたろうに起こった変化と変化についての感想

○ぼくの読んだ本は「ももたろう」です。ももたろうは、犬とさるときじたちといっしょに、おにをたいじするという話でした。

○この本を読んで、ぼくが一ばん気になったのはキビダンゴのことです。ぼくはキビダンゴを知らなかったのでしらべてみました。すると、キビというしょく物のこなで作られたおだんごだということがわかりました。そして、キビダンゴを食べてみたいとおもいました。なぜなら、犬、さる、きじの3びきがみんな、ももたろうに「キビダンゴをくださいな」と言ったからです。

○「ももたろう」という本をよんで、ぼくは、キビダンゴのことが心にのこりました。(ももたろうを読み終えてわかったことor感じたこと)

↑と、こんな感じでどうでしょうか(文字数667改行スペース含む)。

読みながら、項目(注目点)をメモにとる。

そして、メモを繋ぎ合わせて、読書感想文を書く、という書き方になります。

小学生、低学年の人が着目しそうな視点で書いてみましたが、読書感想文の書き方の例になります。

メモの内容を確認しながら、読書感想文を読んでもらえれば、メモ内容と読書感想文が繋がっていることがわかるかと思います。

 

「ももたろう」の読書感想文の例その2

もうひとつ、ももたろうの読書感想文の例を。

「その1」と着目点が違いますので、同じ桃太郎の読書感想文でも、違う内容になります。

こちらでも、メモ内容と読書感想文を例としますけど、

「その1」とも比較してみてください。

1.主人公(に起こった出来事)をどう思ったか

・一人で鬼退治できるか心配

・犬と猿と雉が仲間になってくれてうれしかった

 

2.主人公ってどんな人?

・川で拾った桃を食べようとしたときももたろうが生まれた

・大きくなったももたろうは鬼退治に行くことにした

 

3.主人公はどう変わった(変化・結末)?

・鬼退治に行く途中で犬と猿と雉が仲間になった

・鬼を退治した

・鬼からもらった宝物を村にもって帰り、みんなで分けて、仲良く暮らした。

 

4.本を読み終わってわかったことor感じたこと

・怖い鬼を一人で退治できるのか心配だった

・犬と猿と雉と協力して鬼を退治したので、仲間がいてくれてよかった

↑という、メモを取ったと想定しましょう。

この小学生、低学年生は、鬼を怖いと感じ、桃太郎一人で退治できるのか心配だったわけですね(もちろん想定ですよ笑)。

そして、犬猿雉が仲間になってくれて、協力してくれたことが印象に残ったということです。

このメモを基に、読書感想文を書いてみると、

○わたしは、犬とさるときじが、ももたろうのなかまになってくれてよかったとおもいました。(最初にずばり結論を書く)

○川でせんたくをしていたおばあさんは、ながれてきた大きなももをひろって、いえにもってかえりました。おじいさんとももをたべようとしたときに、ももの中からでてきた男の子が、ももたろうです。大きくなったももたろうは、村をこまらせていたおにをたいじすることにしました。このときに、わたしは、おにはこわいので、ももたろうがおにをたいじできるのか、しんぱいになりました。(ももたろうのプロフィールとプロフィールについての感想

○ももたろうはおにたいじに行くのですが、そのとちゅうで、犬とさるときじがなかまになってくれました。ももたろうと合わせると4人になりました。わたしは、こわいおにをたいじするのにももたろうひとりでだいじょうぶかなとおもっていたのですが、いっしょにたたかってくれるなかまがふえてよかったとおもいました。(ももたろうに起こった変化と変化についての感想

○わたしの読んだ本は「ももたろう」です。ももたろうは、村人をこまらせていたおにをたいじするという話でした。

○「ももたろう」を読んで、わたしは、なかまときょうりょくすることがだいじだとおもいました。もし、ももたろうが一人でおにたいじに行っていたら、おにをたいじできたかどうかわからなかったとおもいます。ももたろうのほうが負けていたかもしれません。ももたろうが、おにがしまに行くとちゅうで、犬、さる、きじの3人がなかまになってくれて、うれしくなりました。

○「ももたろう」をよんで、わたしは、なかまや友だちがいてくれることが大切だということを学びました。(ももたろうを読み終えてわかったことor感じたこと)

↑と、例えば、これで644文字数の読書感想文になります。

メモの内容と読書感想文を確認していただければ、

メモの内容に沿って読書感想文が書かれていることがわかると思います。

また、ももたろうの「その1」と「その2」を比較してみていただければ、

同じ本を読んだとしても、読んだ人の感じたこと、思ったことの違いも見て取れると思います。

例えば、この記事を読んでくださっているあなたであれば、桃太郎をどう感じるでしょう。

ぜひ、試してみてください。

 

「ごんぎつね」の読書感想文の例

読書感想文の例として、

最後に「ごんぎつね」について、小学生の低学年になった前提で、書いてみたいと思います。

「ごんぎつね」の全文はこちら→ごんぎつね

メモと読書感想文の両方(の例)を書いてみますね。

1.主人公(に起こった出来事)をどう思ったか

・「ごん」はいたずらをしなければよかったのに

・「ごん」はどうしていたら鉄砲で撃たれなかっただろう

 

2.主人公ってどんな人?

・「ごんぎつね」の名前は「ごん」

・「ごん」は独りぼっちの子狐

・「ごん」はいたずら好き

・兵十の獲ったさかなやうなぎを勝手に逃がしてしまういたずらをした

・兵十のお母さんが死んだ

・兵十はうなぎをお母さんに食べさせようと思ったに違いない

・「あんないたずらをしなければよかった」と後悔した。

 

3.主人公はどう変わった(変化・結末)?

・いわし売りのいわしを盗んで、兵十の家に放り投げた

・うなぎの償いにいい事をしたと思った

・でも、兵十はうなぎを盗んだと思われいわし屋にぶん殴られた

・「ごん」は栗やマツタケをこっそり兵十の家においた

・でも、「ごん」は兵十に鉄砲で撃たれてしまった

・兵十は「ごん」を鉄砲で撃ったあとに、栗やマツタケをくれていたのは「ごん」だとわかった

 

4.本を読み終わってわかったことor感じたこと

・「ごん」が鉄砲で撃たれてしまい可哀そうだと思った

・いたずらをしてはいけないと思った

・いたずらをしたら謝らないといけないと思った

↑「ごんぎつね」を読んで、このようなメモの内容になったとしましょう。

このメモを繋ぎ合わせて、800文字くらいの読書感想文にしてみます。

小学生の低学年の設定ですから、ひらがなが多くなりますけど、

○ぼくは、「ごん」がどうしていたらてっぽうでうたれなかっただろうとかんがえました。兵十にくりや松たけをもっていくときに、すなおにあやまっておけばよかったのではないかとおもいました。(最初にずばり結論を書く)

○ごんは、いたずらずきの小ぎつねです。兵十のとったさかなやうなぎをかってににがしてしまうといういたずらをしてしまいました。でも、兵十のおかあさんが死んでしまったということを聞いて、いたずらをしなければよかったとはんせいしました。ごんは兵十につぐないをすることにしました。このとき、ぼくは、兵十にいたずらをして、はんせいして、つぐないをしようとしたごんをえらいとおもいました。(主人公のプロフィールとプロフィールについての感想

○ごんは、いわしやくりや松たけを、こっそりと兵十の家においていくというつぐないをしました。でも、兵十はいわしをぬすんだとまちがえられてなぐられたりしました。ごんは、何日もくりや松たけを兵十の家にもっていきましたが、兵十は、ごんがおいていってくれているとはわかりませんでした。そして、兵十の家に入るごんを見かけた兵十にてっぽうでうたれてしまいます。ごんをてっぽうでうったあとに、兵十は、くりや松たけをもってきてくれていたのがごんだということがわかりました。このときぼくは、うたれてしまったごんをかわいそうだと思いました。(主人公に起こった変化と変化についての感想

○ぼくの読んだ本は「ごんぎつね」です。ごんぎつねは、いたずらをしてしまい、はんせいして、つぐないをしようとしたごんぎつねが、さいごにはてっぽうでうたれてしまうという話でした。

○「ごんぎつね」をよんで、ぼくは、2つのことをかんがえました。それは、いたずらをしてはいけないことと、いたずらをしたらあいてにあやまらなければならないということです。ごんぎつねもこっそりつぐないをするのではなく、兵十にわかるようにあやまっていれば、てっぽうでうたれることはなかったのではないかとおもいました。(ごんぎつねを読み終えてわかったことor感じたこと)

↑と、これで775文字数の読書感想文になります。

 

以上、小学校低学年の方の読書感想文の例として、

「ももたろう」「ごんぎつね」の読書感想文を紹介してみました。

 

繰り返しになりますが、読書感想文のおすすめの書き方は、

  1. 白紙を4枚用意
  2. 白紙1枚に以下の項目(注目点)を書く
  • 主人公(に起こった出来事)をどう思ったか
  • 主人公ってどんな人?
  • 主人公はどう変わった(変化・結末)?
  • 本を読み終わってわかったことor感じたこと

↑に沿って、メモをとって、書くことです。

この書き方を参考にしてもらえれば、どんな本を読んだとしても、読書感想文が書けると思います。

 

ここで紹介しました読書感想文の例は、「正解!」「ベスト!」と言うつもりは全くありませんm(__)m

作文を書くこと、文章を書くことが、あまり得意ではない方に、

「読書感想文はこうやって書けばできあがるよ」という内容です(笑)

 

読書感想文は、

  • 読んだ本を自分がどう感じたか、どう思ったか、
  • 文字・文章にして、他の人に説明する

という作文です。

本を読んで、自分が感じたこと、思ったことを、思い切って書けば良いのです(笑)

でも、なかなか文章を書けない、という方に、

この記事、ブログで紹介していますように、

「例えば、この手順で、こんな方法だったら書けるよ」

ということをお伝えしたかったところです。

私は、国語の先生でも、作文のプロでもありませんけど、

個人的な経験に基づく、読書感想文の書き方を紹介させていただきましたm(__)m

読書感想文にお悩みの方の参考になればと思います。

 

 

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まとめ

以上、ここでは、読書感想文の例を紹介しました。

特に、夏休みなどの宿題、課題として読書感想文を書かなければならない小学校の低学年の方向けの「例」となります。

本を読みながら、ポイントをメモしておくと、読書感想文はけっこう書けますよ。

この記事を読んでくださったみなさんの手助けができればうれしく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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