知恵・方法

はじめての読書感想文!小学生&一年生におすすめの書き方を紹介!

読書感想文って難しい!!ですよね(笑)

特に、はじめて読書感想文を書くことになる(であろう)小学一年生なんかは、どう書けば良いのか、どう教えれば良いのか・・・。

ここでは、個人的経験を基にした、読書感想文の書き方を紹介します。

特に、はじめて読書感想文を書くことになる(と思います)「小学一年生」の場合ということで紹介させていただきますね。

もちろん、作文や読書感想文を書くことが苦手な小学生、及びそのお父さん、お母さんの参考になればと思います。

 

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小学一年生の読書感想文の書き方

小学一年生の読書感想文の課題となると、だいたい800文字以内(400字の作文用紙2枚)くらいになると思います。

文章を書くことが得意な小学生でもかなりたいへんで、

文章を書くことが苦手な小学生、それも小学生の一年生となれば、超!かなり!!たいへんな!!!課題だと思います(笑)

・・・書けない一年生のほうが多いんじゃないかと・・・。

となると、お父さん、お母さんが教えなければ読書感想文は書きあがらない。

小学生の読書感想文って、実は親御さんの宿題なんじゃないかとさえ感じてしまいます(笑)

 

それでも!宿題であり、課題なわけですから、書いて提出しなきゃですよね(笑)

冒頭で言いましたけど、

全くの個人的経験による考え、方法なのですが、

小学生、それもはじめて読書感想文を書くことになる傾向の一年生の、読書感想文の書き方を紹介します。

 

読書感想文は、こう書いて(教えて)みてください。

  1. 主人公(に起こった出来事)をどう思ったか
  2. 主人公ってどんな人?
  3. 主人公はどう変わった(変化・結末)?
  4. 本を読み終わってわかったことor感じたこと

↑と、こんな書き方をおすすめします。

この4つの項目をそれぞれ200文字近く書ければ、約800文字の読書感想文ができあがります。

のちほど、詳しく紹介しますけど、

この4項目をメモって(1項目を1枚の白紙に書いて合計4枚)、

「この4つのことを考えて本を読んでみよ!」と、本を読んでみましょう。

読書感想文の書き方の4項目をそれぞれ説明しますね。

①主人公(に起こったこと)をどう思ったか

本には(特に物語は)、必ず!主人公がいます!

逆に、本とは(特に物語は)、ほぼほぼ、主人公のことが書かれています(笑)

また、本とは(特に物語は)、ほぼほぼ!

主人公に「事件」が起こり、主人公が「変化する」「変化した」ことが書かれているんですね。

 

ですので、

本の中の主人公に起こったことを、本を読んだ小学生が、一年生がどう思ったのか!

を、読書感想文の出だしに、思い切って「感想」を書いてやりましょうよ!(笑)

 

例えば!「桃太郎」の読書感想文だとしましょう。

小学一年生が「桃太郎」を読み終わって、主人公の桃太郎に起こったことをどう感じるか、と想像しながら、

読書感想文の出だしの書き方を考えてみますと、

「○ぼくは、ももたろうのもっていたキビダンゴが、どんなあじがするのか食べてみたいとおもいました。(←これで47文字)

 

「○わたしは、犬とさるときじが、ももたろうのなかまになってくれてよかったとおもいました。(←これで43文字)

↑と、こんな書き方なんかでどうでしょう。

本を読み終わって、一年生たちが、どう感じたか(どんな感想をもったか)をそのまま書くという書き方をおすすめします。

できれば、このどう思ったかについて、100文字くらい書けると良いでしょうね。

 

ちなみに、読書感想文も作文ですから、

このブログの別記事で、「作文の出だしの書き方」について紹介しています。

作文のはじめはこう書くと良いかも!おすすめの3パターン!

作文のはじめをどう書けば良いのか、についても参照してみてください。

②主人公ってどんな人?

次に、本の主人公がどんな人なのかについて紹介します。

そして、主人公がどんな人なのかについて、小学生が、一年生がどう思ったかを付け加えます

例えば、桃太郎を続けて、書き方を考えてみますと、

「○ももたろうは、ももからうまれたので、ももたろうと名づけられました。ももたろうは大きくなって、村をこまらせていたおにをたいじすることにしました。おにたいじにいくときに、ももたろうは、おばあさんに、『おべんとうにキビダンゴを作ってくれませんか?』と言ったのです。このときに、ぼくは、キビダンゴはどんなたべものなんだろうとおもいました。(←これで166文字)

 

「○川でせんたくをしていたおばあさんは、ながれてきた大きなももをひろって、いえにもってかえりました。おじいさんとももをたべようとしたときに、ももの中からでてきた男の子が、ももたろうです。大きくなったももたろうは、村をこまらせていたおにをたいじすることにしました。このときに、わたしは、おにはこわいので、ももたろうがおにをたいじできるのか、しんぱいになりました。(←これで179文字)

↑桃太郎のプロフィール、どんな人なのかを書いた後に、

プロフィールやどんな人?に対する一年生の思ったこと(感想)を軽く書きます。

桃から生まれたので、桃太郎と名づけられたのは共通として、

ももたろう→「キビダンゴを作ってくれ」と言った人→キビダンゴってなに?と思った、

ももたろう→鬼退治をしようとしている人→退治できるのかどうか心配・・・と思った、

↑ということです。

主人公を、主人公がどんな人だと認定するのは、一年生それぞれですし、

主人公を、主人公がどんな人なのかを、どう感じるかも一年生それぞれですよね。

このように、読書感想文の2つ目に、主人公を紹介するということを書いてみるのは、どうでしょうか。

③主人公はどう変わった(変化・結末)?

読書感想文の書き方、3項目には、主人公の「変化」「結末」を書きます。

また、その変化や結末を、一年生たちがどう思ったか、どう感じたかを書きます。

桃太郎を続けてみます。

「○キビダンゴを作ってもらったももたろうは、おにがしまにいくときに、犬とさるときじをなかまにしました。そのときに、犬もさるもきじも、『おこしにつけたキビダンゴ、ひとつわたしにくださいな』とおなじことを言いました。このときに、ぼくは、キビダンゴがおいしいおだんごではないのかとかんがえました。キビダンゴを見たことも食べたこともないので、どんな食べものなのか知りたくなりました。(←これで186文字)

 

「○ももたろうはおにたいじに行くのですが、そのとちゅうで、犬とさるときじがなかまになってくれました。ももたろうと合わせると4人になりました。わたしは、こわいおにをたいじするのにももたろうひとりでだいじょうぶかなとおもっていたのですが、いっしょにたたかってくれるなかまがふえてよかったとおもいました。(←これで148文字)

↑などという書き方はどうでしょうか。

 

キビダンゴを作ってもらった桃太郎は、鬼退治に行く途中で犬猿雉が仲間になる(←という変化がありますよね)のですが、

そのきっかけとなったのが共通して「キビダンゴ」であり、

この一年生は、さらにキビダンゴへの謎が気になってしょうがないわけです(笑)

 

また、一人で鬼退治に行く桃太郎を心配していた一年生は、

途中で、犬猿雉が仲間になってくれた(←という変化がありますよね)ことで、少し心強く感じた、

という書き方です。

 

もちろん、この3項目めで、「鬼を退治しました」「村人たちと仲良く暮らしました」とかの結論と、それについての感想を書いてもOKです。

くれぐれも、本の主人公は、ほぼほぼ、「事件」「ハプニング」が起こり、「変化」が起こりますので、

3項目めで、一年生が注目した「変化」とその感想を書くようにしてみてください。

④本を読み終わってわかったことor感じたこと

読書感想文のまとめになります。

一年生が、本を読み終わって、わかったことや感じたことをまとめます。

すでに、①で「どう思ったか」を、②③で主人公について、主人公の変化について軽く感想を書いていますので、

それらを踏まえたまとめにすることをおすすめします。

桃太郎の読書感想文をまとめてみますけど、例えば!ですよ!

「○ぼくの読んだ本は「ももたろう」です。ももたろうは、犬とさるときじたちといっしょに、おにをたいじするという話でした。」

「○この本を読んで、ぼくが一ばん気になったのはキビダンゴのことです。ぼくはキビダンゴを知らなかったのでしらべてみました。すると、キビというしょく物のこなで作られたおだんごだということがわかりました。そして、キビダンゴを食べてみたいとおもいました。なぜなら、犬、さる、きじの3びきがみんな、ももたろうに『キビダンゴをくださいな』と言ったからです。」

「○「ももたろう」という本をよんで、ぼくは、キビダンゴのことが心にのこりました。(←これで268文字)

 

 

「○わたしの読んだ本は「ももたろう」です。ももたろうは、村人をこまらせていたおにをたいじするという話でした。」

「○「ももたろう」を読んで、わたしは、なかまときょうりょくすることがだいじだとおもいました。もし、ももたろうが一人でおにたいじに行っていたら、おにをたいじできたかどうかわからなかったとおもいます。ももたろうのほうが負けていたかもしれません。ももたろうが、おにがしまに行くとちゅうで、犬、さる、きじの3人がなかまになってくれて、うれしくなりました。」

「○「ももたろう」をよんで、わたしは、なかまや友だちがいてくれることが大切だということを学びました。(←これで274文字)

↑と、こんな書き方はどうでしょうか。

①で読んだ本の「感想」「思ったこと」「感じたこと」をずばり!と書いていますよね。

④でもう一度、本の総合的な「感想」を書くのですが、

感想を説明(一年生が思ったことの理由)を書く、という書き方です。

 

キビダンゴが気になっていた一年生は、キビダンゴを調べたんですね(笑)例えばの話ですけど。

一人で鬼退治に行く桃太郎を心配していた一年生は、仲間や友達がいることを嬉しく思っている、という例えばの話です。

 

以上、「ももたろう」という本を、小学生の一年生が読んで、読書感想文を書く、という想定の例で、

読書感想文の書き方を紹介しました。

本を読む前に、「4つの項目」を設定してください。

白紙4枚を準備して、それぞれの白紙に以下の項目を書いてみてください。

  1. 主人公(に起こった出来事)をどう思ったか
  2. 主人公ってどんな人?
  3. 主人公はどう変わった(変化・結末)?
  4. 本を読み終わってわかったことor感じたこと

↑お父さん、お母さんが、はじめて読書感想文を書く一年生たちの解釈できる言葉に変えてみてくださいね。

 

ちなみに、

キビダンゴが気になっていた一年生の読書感想文の例では、667文字

仲間の大事さを感じた一年生の読書感想文の例では、644文字

ですので、文字数から考えると、600~800文字の文章ですので、読書感想文の課題としては、十分な文字数だと思います。

 

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読書感想文の書き方(書く前の準備)

作文や文章を書くことが得意な人は、読書感想文もスムーズに書ける傾向にあると思います。

が!小学生、はじめて読書感想文という課題に取り組む小学一年生の中には、書き方がわからないという人もけっこういると思います。

スムーズに書けないという人には、読書感想文を書く前の準備をすることをおすすめします。

その準備とは、次の2つです。

読書感想文を書く前に!
  1. 本選び
  2. メモをとる

↑です。

次で、詳しく紹介しますね。

読書感想文は本選びが大事!

もちろん、読書感想文を書くときに、どんな本を選ぶのかは自由なのが大前提なのですが、

読書感想文を書かなければならないときに、本選びは超重要です!(笑)

特に、文章を書くことが苦手な方(小学生、小学一年生も含みます)には!

読書感想文を書くときの本は、

  1. 興味のあることについての本
  2. 経験・体験したことについての本

↑などを選ばれることをおすすめします。

ずばり!

自分の知っていること、経験したことについての本であれば、比較や考察、感想などが浮かんできて、文章が書きやすくなるからです。

例えばですけど、

野球をやってる一年生であれば、野球に関する本、

ペットを飼っている一年生であれば、そのペットが出てくる本、

身近におじいちゃんおばあちゃんがいる一年生だったら、おじいちゃんおばあちゃんの本、

岡山県に住んでる一年生は、ももたろう!(笑)

あーしがら山の近辺に住んでいる一年生だったら、金太郎!とか(笑)

 

小学生や一年生たちが、自分の生活や体験などと比較ができるような本を選ぶことで、

いろんな考えや感想が思い浮かんできますので、

興味のあることについての本や、経験したことのあることについての本を選んであげると良いと思います。

読書感想文のためにメモをとりましょう!

本を選んだら、この記事の前半で紹介しましたように、4つの項目について、メモをとりましょう。

もう一度、確認しておきましょう。

  1. 主人公をどう思ったか
  2. 主人公はどんな人?
  3. 主人公はどう変わった(変化・結末)?
  4. 本を読み終えてどう思った?どう感じた?

↑という4つの項目についてメモをとります。

おすすめは、4枚の白紙を用意して、項目に沿って、メモをとると良いと思います。

各項目に、箇条書きで良いので、本を読みながら(読み終わってからでも良いですけど)気づいたこと、感じたことをメモしていってください。

この4枚にメモったことを繋ぎ合わせて、読書感想文を書くということになります。

そうですねぇ・・・、小学一年生であれば、本を3回くらい読めば、けっこうな量、文字数をメモれるのではないでしょうか。

 

以上、読書感想文の書き方として、書く前に、

  1. 本を選ぶこと
  2. メモの準備をすること

↑を、準備して、本を読んでみましょう。

小学一年生はもちろんですが、他の小学生にもおすすめの書き方になります。

自分の考えや感想などを文章にしやすくするために、経験や体験したことのある内容の本を選んで、

メモの準備をする=本を読むときに注目するポイントを確認しておく、

そして、本を読みながら、気が付いたことをメモしておく、

という、本の読み方をすることで、読書感想文を仕上げる、という書き方になります。

 

ちなみに、この記事の読書感想文のおすすめの書き方は、

コンクールで賞をとったりできる、ということではありませんm(__)m

作文や文章を書くことが得意ではない小学生や、小学一年生たちが、自分で考えながら読書感想文を書いてみる、ということを目指した内容です(笑)

肝は!メモをどれだけ書けるか!ということになります。

ここで紹介しました「ももたろう」の読書感想文を例として、

「メモの取り方」と合わせまして別記事で紹介していますので、ご参照いただくとさらにわかりやすいかと思います。

読書感想文の例を紹介します!小学生低学年向けですので!

 

 

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まとめ

以上、ここでは、読書感想文の書き方について紹介しました。

特に!作文や文章を書くことが得意ではない小学生や、

はじめて読書感想文を書くという小学一年生たち向けの内容です。

とはいうものの、実際は、子供さんに読書感想文を教えることになると思われる、親御さんに知っておいてもらいたい内容です(笑)

この読書感想文の書き方は、あくまでも、私個人の経験に基づくおすすめですので、素晴らしい読書感想文が書けるかどうかにつきましては、自信がありませんのでm(__)m

 

最後にもう一度だけ確認しておいてほしいです。

本には、主人公がいて、その主人公に事件やハプニングが起こります。

主人公は、その事件やハプニングを経験することで、変化が起こり、結末をむかえるという傾向にあります。

読書感想文は、読んだ本を読んだ人がどう思ったかを文章にして説明するというものなので、

書き方で紹介しました、主人公のプロフィール、主人公に起こったこと、そしてどう変化しているのか、ということを追っかけていけば、

読んだ人は、いろんな考えや多様な感想がうまれてくると思いますよ。

 

この記事が読書感想文に困っている方々の参考になればと思います。

よかったら関連記事の以下もご参照ください。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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