2018年秋に制作発表が行われた「峠:最後のサムライ」の、公開が発表されました!
原作は、歴史小説の巨匠「司馬遼太郎」で、その小説「峠」は、300万部以上の大ベストセラーです。
歴史ファン、司馬遼太郎ファンには注目の映画ですよね!
ここでは、映画「峠:最後のサムライ」のキャスト、
また、あらすじ(←小説の)など、まとめて紹介したいと思います。
私見ですけど、小説はもの凄くおもしろいので、どんな映画になっているのか、大注目だと思います。
※敬称は省略させていただきます。
峠:最後のサムライのキャスト
この注目作品「峠:最後のサムライ」には誰が出演しているのか!?
ますは、キャストから紹介させていただきます。
全てのキャストは紹介しきれませんので、特に小説「峠」の中で、私個人が重要人物だと感じたキャストを中心に紹介しますね。
・・・なにかと話題の、あの俳優も出演しています・・・(笑)
あ!映画「峠 最後のサムライ」の公開は2020年9月25日の予定です。
役所広司(河井 継之助)
主人公の最後のサムライ河井継之助(かわい つぎのすけ)のキャストは、役所広司。
小説では、頑固者、堅物というイメージの河井継之助ですが、映画ではどう描かれるでしょうか?
小説「峠」ファンのみなさん、役所広司の河井継之助、どう思われますか?(笑)
松たか子(おすが)
河井継之助の奥さん、おすがのキャストは松たか子。
映画「最後のサムライ」のヒロインの一人ということでしょう。
田中泯(河井代右衛門)
河井継之助のお父さん、河井代右衛門のキャストは田中泯!シブい!!
映画「永遠の0」の景浦のキャストでもあった田中泯はシブすぎます!
佐々木蔵之介(小山良運)
河井継之助のブレーン?同僚?である小山良運のキャストは佐々木蔵之介。
小説「峠」では、小山良運は河井継之助の幼馴染、親友として描かれていますが、映画「最後のサムライ」ではどうでしょう。
榎本孝明(三島億次郎)
やはり河井継之助の幼馴染、三島億次郎のキャストは、榎本孝明。
AKIRA(山本帯刀)
河井継之助の同僚、山本帯刀のキャストはAKIRA!目力が凄い!
AKIRA演じる山本帯刀という人物は、
ご先祖があの山本勘助であるという説もあり、
これまた、あの山本五十六のご先祖様であるとのことです(山本五十六が山本家の養子になります)。
永山絢斗(松蔵)
河井継之助の従者である松蔵、キャストは永山絢斗です。
映画「最後のサムライ」で、河井継之助の最期まで描かれますかどうか・・・。
芳根京子(むつ)
朝ドラのヒロイン芳根京子は、河井継之助を信じる長岡藩の住人を演じます。
最後のサムライのヒロインの一人ということでしょうか。
仲代達矢(牧野忠恭)
河井継之助の上司、長岡藩の殿様、牧野忠恭のキャストは大御所、仲代達矢。
東出昌大(徳川慶喜)
河井継之助のご主人の牧野忠恭のご主人である徳川慶喜のキャストは東出昌大。
・・・ノーコメントでお願いします(笑)
吉岡秀隆(岩村精一郎)
河井継之助の超重要な場面の相手、岩村精一郎のキャストは吉岡秀隆。
この「峠」の、河井継之助の、越後長岡藩の、運命の分かれ目、その重要人物を、こんなに可愛った「じゅん」が、どう演じますか!?
どんなカットに仕上がっているのか、大注目ですよ!
以上、映画「峠:最後のサムライ」の主な登場人物のキャストでした。
ちなみに、本物の河井継之助は↓こんな人です。
峠のあらすじ(小説)
映画「峠:最後のサムライ」は、どんなあらすじなのか?
映画はまだ公開されていませんので、どんなあらすじになっているのかは、わかりません(笑)。
しかし、小説「峠」を読んだことがありますので、小説のあらすじを紹介したいと思います。
出来る限り、ネタバレとならない程度のあらすじ紹介にしたいと思います。
主人公の河井継之助は、幕末の越後長岡藩、牧野家の家臣です。
河井継之助の生きた時代は、いわゆる「幕末」ですので、
日本は、諸外国から開国を迫られたことがきっかけとなり、もめにもめ!
吉田松陰だの、井伊直弼だの、小栗上野介だの、勝海舟だのが、活躍??する時代です。
そのもめにもめた末に、徳川幕府の時代が終わり、明治時代に突入するんですけど、
この明治時代に入ってすぐに、明治政府と旧徳川幕府による、日本国内での戦争が勃発します(戊辰戦争)。
戊辰戦争の勃発により、徳川幕府時代の各藩は、新政府に味方するのか、旧徳川幕府に味方するのかを決めなければならなくなりました。
徳川の親戚や家来であった藩も、ご主人の徳川家を見限り、新政府に味方する藩もありました。
河井継之助の殿様である牧野家も、古くから徳川家の家来であり、譜代大名であったことから、
新政府に味方するのか、徳川家を裏切るわけにはいかんだろ、と、藩内の意見が分かれます。
新政府の主軸は薩摩藩、長州藩、旧徳川家の主軸は会津松平家。
新政府軍は、会津藩に向けて軍をすすめるわけです。
そんな状況で河井継之助は、新政府にも旧徳川幕府にも味方しないという「武装中立」という立場をとり、
新政府軍と会津藩を「仲介」させるという立場をとることにします。
そのため、諸外国から最新式の武器を買い集め、当時日本に3つしかなかったガトリング砲のうち2つを所持していました(長岡藩がもの凄い武器をもっているということ)。
この武装は、新政府軍と戦うという意図があったのではなくて、
どういう状況になろうとも長岡藩は「自分の身は自分で守る」という意図によるものです。
ついに、会津藩へ向かっていた新政府軍が、長岡藩の近くまでやってきました。
河井継之助は、当初の考えどおり、新政府軍と話し合いを行います。
新政府の担当者は岩村精一郎(映画では吉岡秀隆)。
河井継之助はこう言います(←私の勝手な解釈ですm(__)m)。
○あなた方が真の官軍であれば長岡藩は恭順します。
○倒幕と会津討伐の正当な理由は?
○制裁や権力奪取が目的なのでは?
↑これで、新政府軍と決裂。
戊辰戦争最大の戦争、北越戦争となってしまうわけです。
この戦争の結果、河井継之助は死んでしまうのですが、
この小説「峠」のあらすじとは、この「河井継之助の生涯」ということになります。
ネタバレにならないように大まかなあらすじを紹介させていただきましたけど、
こんな河井継之助の生涯を、映画「峠:最後のサムライ」ではどう描くでしょうか、やっぱり注目だと思います。
「峠:最後のサムライ」所縁の地
全くの私見、私選によりますけど「峠:最後のサムライ」の所縁の地をいくつかご紹介したいと思います。
小説「峠」では、河井継之助は江戸に居たり、長崎県や岡山県、京都府などで仕事をしていたりしますけど、
やはり、所縁の地ということになれば、現在の新潟県長岡市ということになります。
長岡市にある悠久山公園には、北越戦争を戦った人たちや、長岡に所縁のある人たちを紹介している資料館があります。
最後のサムライに出てくる、河井継之助をはじめ、山本帯刀、三島億次郎の碑などもあります。
→長岡市郷土資料館(長岡市立科学博物館)
私は、小説「峠」を読んで、河井継之助に魅せられ、悠久山公園に行きました(笑)
あらすじでも紹介しましたけど、河井継之助にとって、また越後長岡にとっての運命の分かれ道となった会談、
通称「小千谷談判」とも言うんですけど、
その会談が行われた場所が、新潟県小千谷市の慈眼寺というお寺です。
こちらの慈眼寺にも、記念の碑や「会見の間」があります。
そして、最後のサムライの主人公、河井継之助の記念館もあります。
この河井継之助記念館は2つありまして、
ひとつが新潟県長岡市、もうひとつが福島県只見町。
長岡市は河井継之助の生まれた場所、福島県の只見町は最期の場所とされています。
これらの記念館では、この映画「峠:最後のサムライ」の原作である、小説「峠」について、司馬遼太郎についての展示もあるようです。
映画「峠:最後のサムライ」を観たときには、河井継之助のファンになってしまうかもしれません。
またこの記事で紹介したことがあるんですが、小説「峠」もかなりおもしろいです。
読まれたことのない方には、おすすめですよ。
→歴史小説で初心者さんにおすすめの5選!もちろんおもしろいヤツ!
まとめ
以上、ここでは、映画「峠 最後のサムライ」のキャスト、
また、映画の原作である小説の「峠」から、あらすじを紹介しました。
河井継之助の所縁の場所も紹介させていただきましたが、
映画を観る前に、河井継之助にふれておきたい方は、所縁の地への訪問もありでしょうか。
また、原作を読んだことのない方も、映画の前に、小説をお読みになるにも良いかもしれませんね。
今回の記事が読んでくださったみなさんの気になる情報のお役に立てればうれしく思います。
よかったら関連記事の以下もご参照ください。
→映画「新解釈三國志」のキャストが徐々に!この映画大丈夫なのか?笑
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最後まで読んでいただきありがとうございます。