作文が上手に書けるようになりたい!
上手にとは言わないけど、作文をスムーズに書けるようになりたい!
と、お考えの方に、作文が上手になるためのコツのひとつ「意見文」「意見作文」を覚えてみましょう。
文字どおり、自分の意見や考えを文章にするものが「意見文」です。
ここでは、作文が上手になるためのコツのひとつ、意見文の書き方、また、おすすめの練習方法を紹介します。
小学生向けです。
この記事では、
- 意見文という文章
- 意見文を書くためのコツ
- 意見文を書くための練習
を知ることができます。
意見文とは自分の意見を説明する文章(作文)です
「○○について、あなたの考えを××文字以内で書きなさい」
↑とかいう問題、課題に出くわしたことはありませんか?(笑)
小学生や中学生の国語の問題、また、作文の課題としてもよく出る傾向にあると思います。
要は、作文というものの中に、「意見文」という種類の文章が存在するということになります。
このブログで、作文の上達方法、文章をスムーズに書けるようになる方法をいくつか紹介しているのですが、
その作文が上手になるためのコツのひとつに、「説明文」という種類の文章もあります。
↑こちらで紹介していますが、
「説明文」とは、なにかの物事を説明する文章のことで、学校の課題で出される作文のほとんどが、この説明文です。
その説明文のうち、
- 自分の意見
- 自分の考え
- 自分の思考
↑を説明する文章が「意見文」「意見作文」ということです。
何かを説明する説明文のうち、自分の意見を説明する説明文が意見文ということは、
・・・やっぱり、たくさんお目にかかる作文の課題だということになります。
個人的な考えですけど、
自分の意見を文章にして説明するという機会は、小学生、中学生などの課題というだけでなく、
受験の際の小論文や、就職の際の自己PR、働き始めたときの企画説明、などなど、
大人になっても書く機会があると思います。
やっぱり、文章をもって自分の考えを説明するという力は、できるだけ積み上げて覚えておいたほうが良いと思いますね。
意見文とは、自分の意見や考えを文章にして説明する作文であることを確認しておきましょう。
小学生が意見文を書けるようになるためのコツ
では、その意見文をスムーズに書けるようになるためのコツとはなんでしょう!
ずばり!
自分の意見をもつ!
↑ことが大前提になりますよね。
いろいろな物事について明確な意見をもっていれば、その意見を文章にすることで意見文、意見作文が出来上がります。
でも、実は、特に小学生にとっては、この「自分の意見をもつ」ということがそう簡単ではないんです。
いろいろな物事について「考える機会」が少ないことで、「自分の意見をもつ」ことが難しくなる傾向にあると考えられます。
つまり、自分の意見が明確でなければ、文章にすることが難しいわけですから、
自分の意見をもつ、自分の意見を増やす、ために
- 考える機会を増やす
- 思考するクセつける
↑ことが、意見文を書くためのコツになります。
文章にする前に、考え方を明確にするということです。
もちろん、意見文は作文の範疇ですから、考える機会を増やす、思考するクセをつけることは、作文が上手になるコツでもあります。
小学生が意見文を書けるようになるための練習
意見文を書けるようになるためのコツが、考える機会を増やす、思考するクセをつける、ということですから、
意見文を書けるようになるためには、このコツを踏まえた練習をされることをおすすめします。
意見文を書けるようになるための練習方法は次のような練習です。
作文の練習でもありますから、もちろん文章を書く練習も含みます。
- 2つのうち1つを選んでみよう
- 良い点悪い点を書きだしてみよう
- 100~200文字で文章にしてみよう
- 反対の意見もやってみよう
↑という、作文の練習です。
繰り返しますが、小学生向けです。
例えば、
犬と猫、あなたはどっちが飼いやすい?←みたいな課題。
犬か猫か、自分の好きなほうの良い点悪い点をピックアップしてみるわけです(←考える機会)。
そのピックアップした部分を組み合わせて、100~200文字くらいで文章にしてみます(←作文の機会)。
それができたら、反対の意見も同じようにピックアップしてみます(←考える機会)。
そして同じく文章にしてみます(←作文の機会)。
2つのうち1つを選ぶ、選んだほうの良い点悪い点をピックアップ、のところで考える機会、意見をもつ機会になります。
その考えたことを文章にするわけですから、作文の機会になりますよね。
このような練習をすることによって、考える機会を増やし、意見文を書けるようになります。
この手順にそって、次で具体的な例で紹介してみようと思います。
例「犬と猫、どっちが飼いやすい?」
↑私の意見は、猫。
私のとって、猫の良い点は、
- しつけがいらないから楽
- 散歩が不要だから楽
- 鳴かないので静か
- 比べた時に猫のほうが好き
↑みたいな感じでピックアップ。
私にとって、悪い点は、
- さかりのときにはうるさいかも
- 柱や壁を傷つける
- ひっかかれるかもしれない
↑みたいな感じ(この後の文章にしなくても考えるという機会ということで)。
ピックアップできたら、私が猫のほうが飼いやすいという意見を100~200文字程度の文章にします。
ぼくは、猫のほうが飼いやすいと思います。理由は、犬と比較したときに、しつけがいらないこと、散歩につれていく必要がないので、ぼくにとって楽だからです。また、ペットを飼うときに鳴き声で近所に迷惑をかけてしまうかもしれないので、あまり鳴き声をあげない猫のほうが安心です。(132文字)
↑みたいな作文でどうでしょう?
このブログで紹介しています「短作文」で、まとめてみました。
意見文を書くためのコツは、「考える機会を増やす」「思考するクセをつける」ことですので、
この課題に対し、反対の意見も考え、意見文を書いてみます。
犬のほうが飼いやすいとした場合には、
- しつけをすることで犬が喜ぶ
- 散歩が必要なので運動になる
- 猫と比較して人懐っこい
↑が、自分の考える良い点で、
- しつけができないと飼いにくい
- 長期の外出ができなくなる
- 大きい犬の場合介護がたいへん
↑みたいなところが悪い点。
意見文にしてみますと、
わたしは、犬のほうが飼いやすいと思います。しつけをすることがたいへんと感じるかもしれませんが、的確なしつけができれば、犬は従順になり、信頼関係ができると聞いたことがあるからです。信頼関係ができれば、犬は人懐っこくなり、その人懐っこさは、犬ならではのかわいさだと思います。(136文字)
↑のような意見文でどうでしょう。
このように、「考える機会」と「考えたことを文章にまとめる」という練習をすることで、
小学生の方も、意見文が書けるようになり、作文が書けるようになると思います。
らくらく文章術ドリルには「意見作文ドリル」があります
このブログでおすすめしています作文上達のためのWEB教材「らくらく文章術ドリル」には、
この意見文を書く練習ができる「意見作文ドリル」があります。
この記事で紹介しました「意見文」について、私はすべてらくらく文章術ドリルで学びました。
学んでいるので、個人的な感想なのですが、
らくらく文章術ドリルの「意見作文ドリル」は、小学生の作文を練習するのにかなり効果があると思います。
作文が上手になりたい方、上手にならなくても文章をスムーズに書けるようになりたい方には超おすすめの教材です。
けっこうなおじさんの私も勉強しています!(笑)
まとめ
以上、ここでは、作文が上手になるためのコツのひとつ「意見文」について紹介しました。
特に、小学生で作文に困っている?スムーズに文章を書けるようになりたい?方の参考になればうれしく思います。
よかったら関連記事の以下もご参照ください。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。